信州中野ICを出て小布施方面に向かう側道を走っていくと、
満開のリンゴ畑があちらこちらで白く揺れていて、
なんともいえない長野らしい風景が広がっています。
摘花作業前の咲き乱れているリンゴの樹の下に立つと
フルーティーで甘酸っぱく、どことなく懐かしい香りがしてきます。
今日の作業は『誘引』
通常3月〜4月で終わっている作業ですが、今年は霜の害を防ぐ為に
ゴールデンウイーク明けまで待ったそうです
なんとなく所在無げに見える枝を(笑)ワイヤーに結んでいきます。
冬の剪定で短く切りすぎてしまいワイヤーに届かない枝は、添え木に結びます。
大事な芽に触れないようにテープを巻いていきますが、
柔らかい若芽はちょっと触っただけでポロッと落ちてしまいます。
慎重に慎重に・・・・・
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グリーンのテープは光分解により1年後には溶けてなくなります。
短い枝の畑はスピーディーに進みましたが
この伸び放題の畑は難しかった!
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まず、出ている葉を落とし伸びすぎている枝をカットします。
地面に対し並行に引っぱってあるワイヤーに巻きつけるように留めていきます。
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一見、枯れているかのように見えるほど乾燥している枝を
絡ませる為とはいえ無理やり曲げるのは勇気が必要です。
慣れないうちは折れてしまうのではとヒヤヒヤします。
ワイヤーに結んだ枝は隣の枝と接触しないように15センチほど間隔を空けます。
そして“芽キズ”をつけます。
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芽のすぐ近くに切り込みを入れる事によってストレスをあたえます。
これにより、葡萄の樹が危機感を感じ多くの芽を出すのだそうです。
ワイヤーに巻きつけるのは葡萄が実った時に重さで枝ごと落ちるのを防ぐためと
やはりストレスをあたえるのだそうです。
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揚水はすでに始まっているので、切った枝からはポタポタと滴がこぼれます。
メルシャンではこの水から化粧水を作っているそうです。
この畑は千曲川が体積した土壌で粘土が多く、そのためどうしても水分が多くなるので
1000円台のワインに使われています。
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『凍害』の影響
畑の中には死んでしまった樹や、下の写真のように太い幹の部分が土から数センチ
しかない樹が所々で見られます。
これは冬の間雪から上の部分の枝が寒さにより凍って死んでしまうのです。
雪に覆われている部分の方が暖かいというのは意外でした。
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凍害対策の一つとして、寒さに強いハイブリットに植え替えています。
[ハイブリット] ヨーロッパ系品種とアメリカ系品種をかけてできた品種で
小布施ワイナリーではアリカントを主体に育てています。
なるべく高いところのワイヤーに誘引するのは
霜にやられてしまう地表から1メートル部分を避けるためです。
しかしどんな品種も霜にはやられてしまうとのこと。
霜でやられるのはこの5月、芽が出てからです。
芽が凍ってしまい枯れてしまうのだそうです。
自然が味方になったり手強い相手にもなる厳しい仕事なんだと
改めて実感した日でした。
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