小布施便り 2005.5月号 
 

  小布施ワイナリーの“とっておきなワイン”はこちら




                
                                

朝8時すぎに小布施に到着。
思わず「寒いよー!!!」と口にするぐらいこの日は気温が低く、まず最初に行なったのが
各畑に霜が降りていないかをチェックしてまわる作業。

広い地域に点々とある畑は同じような環境に見えますが
風の通り道であるのか、山を背負っているのか、広い道路が側を通っているのかなど
様々な条件の組み合わせによって違ってくるのだそうです。

今年はアルプスの雪が例年に比べ下の方にまで残っているため、まだ数日は霜の心配が
続きそうだと言っておりました。
リンゴの開花もずれているそうで、おかしな年なのだそうです。






 

最初に寄った畑(セイベル、アリカンテ)では高圧洗浄器を使った作業が行なわれていました。
強い水圧で木の根元にある雑草を飛ばしたり、虫がつかないようにと地面から
数十センチまでの樹皮を剥がしていきます。
道路を挟んだ畑(3年目のリースリングとピノノワール)の木には
白い塗料が塗ってあり、これも害虫に効果があると聞いてトライ中とのこと。
                                                                              
                                       
 
一番気がかりなのは“こうもり蛾の幼虫”で、住み着かれると木の中心が空洞になり
ほっておくと枯れてしまうのだそうです。
穴を見つけると上から棒で突付くのですが、時には上手くかわされることもあるとか
殺虫剤を使わない故の手間です。       


この畑は冷気がたまりやすい場所で今までにも凍害にやられたことがあったそうです。
以前はミュラートゥルガウだったのですが、寒さに弱い為植え替えをしました。
現在の畑は適した品種を探るため混植です(収穫作業はその分一手間かかります)
ワインができるまでには何年もかかるということ、そしてその間にも多くの人たちの
手が入れられていることを改めて実感。






他の畑にも立ち寄る。



                                   
           最も寒い場所だけど国道沿いのため霜の被害がない畑
         リースリングを中心としたドイツ系品種(バフンス、ドルンフェルダー等)が
         植えられている。




                                                            
          先々代(専務からみて祖父母)が初めて手掛けた葡萄畑
                松川の扇状地なので水はけがよい土地。
                                    




                                     
                                     農家に作業を委ねている自社畑。
           ここの木は根元から枝の先まできれいに樹皮を剥いであり
            見事なまでにツルツル! これも“こうもり蛾”対策だとか。
                                    




いよいよ本日の作業に入る。
今回は『芽かき』

まだまだかわいい一年目の葡萄の木ですが、早くも芽吹きはじめています。
この数個の芽の中から一つだけを選び残りの芽を取り除く作業をしていきます。
簡単なようでなかなか判断がつかず、最初は1本に対して随分と時間をかけていました。
枝が2本あったら1本にし、とにかく思い切ってかいてしまうが良いとのこと!

「大胆ぐらいに落とした方が力強く成長します。葡萄の木は強いですから」と

そうだった・・・・・・・
“きみに任せたよ”と残した芽に話しながら(笑)だんだんとスピードアップし午前中に完了。

毎年この畑に携わりたいなとすっかり母親気分になっていて可笑しい・・・・・


目印の棒がないと木がどこにあるのかわからない                                       
ひと芽だけ残した一年生の葡萄の木


醸造と栽培責任者の曽我さんによると
芽かきをする際、上の方をとるか下の方をとるかでつい最近も同業者と議論になったとか。
早く葡萄を実らせたければ上にある芽を残し伸ばしていけばいいのですが
実は下の芽の方が勢いがあるのではないかという説・・・・・
この話を聞いたのは作業終了後で、思いっきり下の方を選んでいた私。
結論は数年後に出そうですね(笑)





午後はシャルドネの新芽を削ぐ作業を少しだけ

 
ワイヤーから30センチ以下の葉だけを摘む
 
来年の事を考えながら残すべき芽を決める・・・・・・


勧められて食べてみたらつつじの蜜のような香りと甘み、そして酸味もあって驚いた!





 《ガルガネーガを植えます》
  
                   
         →    
  20cmほど掘ります(石だらけの固い地盤)        根の位置を決めます

         →     
     土をかぶせて踏んで固めます              添え木を立てて



                                             
                      はい、出来上がり








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