小布施便り 2005.11月号 
 

  小布施ワイナリーの“とっておきなワイン”はこちら




                                                  


今年の6月4日、須坂市から小布施町一帯に降った雹は数百年に一度あるかないかの
惨事となってしまいました。
半径500m 内の農産物は殆んどが全滅。被害総額は2億円以上にも上ったようです。

小布施ワイナリーも自社畑が被害にあってしまいました。
長い時間降り続いたせいで花芽のついた枝があちらこちらに折れて散らばり、
気持ちよく伸びていた枝も根元から折れて垂れ下がるという一夜にして
無残な畑になってしまったそうです。

残念ながらこの畑は今年収穫ができません、実がならないのですから・・・・
しかもこれは今年だけの問題ではなく翌年の収穫にも深刻な影響が予想されます。


ワイナリーでは、長野県果樹試験場やマンズワインから多くのことを教えてもらいながら
来年以降に出る影響を最小限に食い止めるよう
そして同じようなことが再び起こったとしても最悪な結果を作らない、
力強い畑づくりに追われております。



  

 

      自然の恩恵によりワインを作っている私たちには、
    誰を責める事のできない天災であります。

   これも一つの運命と位置づけ、2005年より
   “小布施ワイナリールネッサンス”を展開してまいります。

   新生小布施をご期待ください 


                                       
ワイナリー便りから


  
  
 《ジャングル作戦》

本来実るはずのものが落とされてしまった葡萄の木は、その有り余ったエネルギーを
発散するがごとく枝をぐんぐん伸ばしていきます。
夏頃には伸び放題の枝にも葉がわさわさと付き、まさにジャングル!
これは来年以降の栄養を確保するためでもあります。

また二番果と呼ばれるものもあえて秋まで木に生らしたまま残しています。
葡萄の木が持つバランスをとるためです。

                             

同業者に「弱っている木に二番果をつけるなんておかしい」と言われたそうですが
理論と経験に基づいたこの方法を信じ、実行されています。

子孫を残そうとする木に対して、剪定の時期を間違えると
木に強烈なストレスを与えてしまうようです。
まだ赤くなっていない葡萄の実を落としてしまうと、子孫を残せない危機感からか
木がバランスを崩し、翌年に予想外の影響が出る恐れがあるそうです。

土地や樹齢によって個性の違いもあるので、どの木も同じ育て方は出来ない
という難しさがあるそうです。




   
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最後に残ったカベルネソーヴィニヨンの収穫も10月31日には終わり
私たちが伺った11月2日は醸造もほぼひと段落し、ワイナリーの中はこの季節独特の
香りに包まれていました。

今年は激減した収穫量を補う為に栽培農家より葡萄を購入。
突発的な申し入れなので通常なら購入は不可能な事らしいのですが、
今年ならではの様々な条件がラッキーに重なり思いがけず可能になったとの事。
曽我さんいわく「奇跡的」なのだそうです。

今まで扱った事のない品種を手掛けられた喜びと
慣れてるはずの品種でも産地が違えば形や味も違い少々戸惑ったことなど
醸造の面でも今年はとても勉強になったとおっしゃっていました。



この日は北海道から届いたツヴァイゲルトを搾っていました

                          
                          すでに除梗・破砕済みの葡萄

                        
 ↓


                                  
        ポンプで吸い出しつつ、連携作業で圧搾機へ移します。

                              
 
                                       
              回転しながら徐々に壁がせまり搾っていきます。

                               


果汁を素早くタンクへ移し発酵の開始です




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