上信越自動車道、信州中野インターから車で数分走ると稲穂が続く路地の奥に
小布施ワイナリーを見つけることが出来ます。
ここ小布施ワイナリーには醸造所から離れた数箇所に自社畑が点在しています。
各畑は1ha未満の小さな区画で、トータルすると4ha程です。
標高が高く、また志賀高原山麓から吹く風により病害虫等のリスクは多少なりとも低くなります
仕立てはギヨードゥーブル(中心になる幹から毎年新しい枝を左右に2本延す仕立て方)
いわゆる葡萄狩り園に見られる棚式ではありません
爽やかな風の中、まるでブルゴーニュに立っているかのような素敵な風景です。
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畑により様々な品種が植えられており面白いのは、サンジョベーゼ・ネビオロ・ヴィオニエ・
マルベック etc・・・
これからの展開にわくわくします。
ただこれらの葡萄は例えばイタリアで育ったものに比べ粒が大きく、それが土地の影響なのかよくわからないとの事でした。
今回はワイナリーから車で5分程のところにある、ムラサキ農場の第1〜第4の畑に
お邪魔しました。
私たちが訪問した9月6日は多少残暑 があるとはいえ心地よく風が通る
作業しやすい天気でしたが、地元のスタッフの方々はしっかりと汗をかき
「暑い、とても蒸し暑い!台風の影響かな」とおっしゃっていました。
いかにこちらの気温が低いかという事でしょう。
まずは第一農場のピノノワールから
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土はとてもフカフカと柔らかく、適度に下草も繁り充分に酸素が入っていると思われます。
「健全な畑だな」というのが第一印象です。
もちろん全て手摘みです。
1本の木には5房〜15房ぐらいの実がなっていましたが、かなり収量を落としているようです。
口に含めばギュット詰まった甘さが広がり、やめられない、止まらない♪美味しさでした。
が、私がこれ以上収量を落としたら大変です。程ほどにしときました(笑)
葡萄に直接太陽を浴びせるように周囲の葉を取ってあり、収穫しやすい状態になっています。そして未熟な葡萄や傷んでしまった葡萄は、あらかじめ樹の下に落としてあるので
迷うことなく収穫できます。
なんでもない葡萄はそのまま収穫カゴへ入れていきます。
実がとうもろこしのようにぎゅ〜っと詰まり、その部分が割れた状態になった葡萄があります。暑さが続くと時々見られるそうですが、割れて傷んだ部分を削除していきます。
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できるだけ丁寧に取ってくださいと言われたので、集中!
こんなに取ったらますます減っちゃうと心配するも、この丁寧な作業が
味わいにでない訳がないと思えば躊躇無くカット。
約2時間で一列の半分、たったこれだけしか進まなかった・・・
もちろんスタッフの皆さんは数倍の速さで進んでいきます。
昼食後、トラックへ葡萄の積み込み。その後第3農場へ
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成長の早い2列分だけを収穫、同じ区画でも日の当たり方は微妙に違うので
全部同時とはいきません。ここの葡萄は割れた部分がほとんどなかったので
スピーディーに終了。そして積み込み後、移動。
第4農場は少し奥まった所にあり通りからは見えません。
ちょっと秘密基地っぽい雰囲気がする畑です。
ここからの風景はとても素晴らしく、除序に日が暮れるに従い畑の色合いも変化していき、
しばし見入ってしまいます。
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ここではシャルドネの収穫です。
ここの土も柔らかくて、ワイナリーの愛情を見て取れます。
シャルドネも健康的に成長していて、勿論食べても美味しかったですよ〜
傷んでいるものもほとんどないので順調に進みました。
他にもピノノワール、メルローも植えられています。
午前も午後もひと休みにはりんごが出てくる。さすが長野県フルーツづくし。
最後の作業は第一農場に戻り葉落としです。
収穫直前のぶどうに日があたる様、房のなっているゾーンにある葉を摘みます。
単純に全て採ってしまうと今度は日が当たりすぎ、ぶどうが焼けてしまいます。
西側と東側では日照時間も違うので、落とす葉の枚数も加減していきます。
この作業も慣れないため思うようには進みませんでした。
これでこの日の作業は終了です。
小布施ワイナリーの自社畑は化学的な農薬を使わず、ボルドー液という
銅と石灰を原料にしたものを使っています。
この液を散布するとぶどうの葉や房に白く石灰が残るので、手に取るのを少し躊躇します。
しかしこの石灰は醸造の過程で分離されますし姿の見えない透明な化学的農薬を使用するより断然安心です。
シャルドネとピノノワールは8月に一度。メルローは9月に一度の散布です。
醸造長に理想的なワインとは?の質問をしました。
『この地にふさわしく育ったぶどうが、そのままストレートに表現できれば・・・』
とおっしゃっていました。
2004年の造りから一部のワインを皮付き酵母で醸造する予定だとか、
純粋な思いが理想的な形にだんだんと近づいているようです。
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